罠の種類や作り方。お手製罠でコスト削減!
【第6回】都内の美人営業マンが会社を辞めて茨城の奥地で狩女子になった件
3 囲い罠
囲い罠の基本構造は箱罠と一緒です。箱罠と違う所は、天井部がなく大型であることです。杭や柵で囲いこんでその中に獲物が入ると、扉が閉まり獲物を捕まえられる仕組みです。メリットとしては、囲い罠は大型なものが主流なので、群れで動いている獲物を一気に捕まえることができます。北海道では囲い罠を使って一気に100頭以上捕獲した事例があるそうですよ(!?)ひゃ、ひゃく……すごい捕獲効率ですね( ゚Д゚)!!
また、天井がないので解放感があり、箱罠よりも獲物が警戒しづらく中に誘い込みやすいそうです。ですが箱罠は大型なので、罠を仕掛ける土地の確保や罠の設置や移動が大変だったり、中に入れておく大量の餌代も馬鹿にならないそうですね……。
【捕獲対象】イノシシ、シカ
【値段(1個当たり)】
♦既製品大型・約100,000円~(大きさにより1,000,000円以上の物も…)
♦自作・約50,000円~
4 箱落とし
箱落としは獲物が箱の内にはいって餌を引くと、上のおもしが落ちるしかけの猟具のことです。箱罠などではすり抜けてしまうようなイタチなどの小型の獲物を捕獲する為に用います。法定猟具として認められている箱落としは、落とした重しで獲物を圧殺してしまわないように“さん木”と呼ばれるつっかえ棒のような仕組みを使って重しが下まで落ちてしまわないようになっています。なぜ、圧殺してはいけないかというと、狩猟対象ではない鳥獣が誤ってかかってしまった時の為に健康な状態で速やかに逃がしてやる為です。箱落としの中で“さん木”のないものを使用することは法律で禁じられています。あまり私の周りで箱落としを使っている方を見かけませんし、聞きませんでした。
【捕獲対象】イタチ ハクビシン 小型獣
【値段(1個当たり)】
♦既製品・見当たりませんでした
♦自作・約2,000円~